OB・OGの活躍

社会で活躍する卒業生の学生時代、就職活動の取り組み、現在の仕事などを紹介します。

綿引 秀憲さん Hidenori Watabiki

2001年卒業
高知県出身
池田タクシー株式会社
代表取締役

【アクティブに過ごした4年間。その中で養えた能力が現在のベースに。】

1回生の小集団授業である基礎演習での出来事。流通業界について経営学的な視点から研究した私の論文が評価され、「父母教育後援会」が主催する卒業論文対象の表彰制度に入賞しました。努力は必ず報われるのだ…と実感した私は、それを契機に何事にも積極的にチャレンジし、立命館大学で学ぶ4年間はとても有意義なものとなりました。例えば2回生では、マイクロソフト株式会社の成長要因について自主研究し、その論文が学内論文大会で優秀賞に選ばれました。3回生ではシンガポールでの海外研修に参加し、現地企業6社を訪問・研究。また業界トップの広告代理店でのインターンシップにも参加し、世界的に事業を展開する企業の現場とその実状への理解を深めました。

私が積極的に取り組んだのは、このような専門分野の学びだけではありません。立命館大学の多彩なサポート制度を利用し、例えばニュージーランドに留学して先住民族マオリの文化を学んだり、単位互換制度を利用して他大学で開講される茶道の授業を履修、「入門・小習」の許状取得など、「異文化」のなかで自らの感性に磨きをかける努力もしました。そして4回生では、起業家をめざす学生を後援し、育成するVBC(ベンチャービジネスコミュニティ)という組織を4人のメンバーとともに立ち上げ、そのチームリーダーとして活動しました。その後6ヶ月の海外留学をすることになります。

このような4年間のなかでやしなえたもの-それは幅広い視野です。

私は現在、105人の従業員が所属する「池田タクシー」の代表取締役として、日々さまざまな場面で大きな決断を迫られる立場にいますが、その際に大学で養った幅広い視野は、的確な判断を下すベースとして役立っています。幅広い視野から生まれる柔軟な発想力を強みに、より顧客満足度の高い企業をめざして日々尽力しています。

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