【今田治教授の定年退職記念講義が開催されました】

【今田治教授の定年退職記念講義が開催されました】

今田治教授の定年退職記念講義が、2014年1月14日に開催され、多くの学生、教職員、卒業生などが聴講しました。講義に先立ち、池田伸経営学部長より挨拶と今田先生の経歴・業績についての紹介がありました。今田先生は1991年経営学部に着任され、以来本学の教育・研究に尽力されました。

講義は「経営学と生産システム論―研究の歩みをふりかえって―」と題し、主に国内外の自動車企業を対象にした理論的・実証的研究に基づき、経営学の一専門領域としての生産管理論、生産システム論がいかに発展してきたかについて、これまでの教育・研究の歩みを振り返りながら語られました。最後に、ゼミ学生の代表から花束が贈呈され、盛大な拍手のうちに退職記念講義を終了しました。

≪今田先生からのメッセージ≫
今の心境は、まさに「少年老い易く、学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」である。
定年を迎える年齢になっても、未だ満足のいく成果を生み出せずにいる。業績をふりかえるたびに唖然とする。先人の後を必死で追いかけ、調査活動、理論構築に右往左往して、やっと自分らしいものが見えてきたと思うと、もう人生のラストコーナーである。「大器晩成」、「他人と過去は変えることはできないが、自分と未来は変えることができる」と信じて、到達点を踏まえ、ほんの瞬きする刹那も大切に、さらに前進したいと考えている。
思えば、多くの方々に支えられてきた。両親、兄弟、家族、大学の教員と職員、調査に協力いただいた企業の方々・・。人間は必要とされる限り、生(活)かされるとのこと、これからはさらに「必要とされる」ように、感謝の気持ちを忘れずに、今だからできることを充実していきたい。やはり老いてはいられない。
「敬老のまなざし」ではなく、一人の研究教育者として、今後もきびしく見守ってください。
今日は御聴講本当にありがとうございました。
心より厚くお礼申し上げます。
皆様のご健康とご発展を心より祈願いたします。

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